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・循環器

フィラリア症

原因と症状

フィラリアという寄生虫が犬の心臓にある肺動脈に寄生することで、心臓に機能障害が起こる病気です。原因はフィラリアに感染している犬や猫から感染していない犬や猫へ、蚊が媒介となって広がっていくことです。症状としては元気や食欲の消失、咳、呼吸障害、おなかに水がたまる(腹水)などがみられます。猫の場合は主に肺に障害を起こし、咳、呼吸困難、嘔吐などの症状がでたときはすでに重篤な状態です。フィラリア症は薬で予防できるのできちんと毎年予防をしましょう。

<多い犬種>

全ての犬種でリスクがあります。

<治療法>

フィラリア症は完治することが難しく、予防をしっかりとすることを強くお勧めします。
治療は、犬の年齢、寄生状況などを注意深く診察してから、その子に合わせた療法で処置をします。いずれにしてもリスクがありますが、一般的に外科的な摘出手術、フィラリアを駆除する薬剤を使った治療、予防薬の長期投与、の3通りの治療法があります。
また、もしフィラリアが寄生した状態で予防薬を投与してしまうと、激しいアレルギー反応が起こる可能性があり大変危険です。予防薬の投薬を始める際には必ず獣医師の診察を受けましょう。