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皮膚糸状菌症

原因と症状

犬の皮膚糸状菌症(ひふしじょうきんしょう)は、糸状菌という真菌(カビ)に感染し皮膚に症状を起こす病気です。犬に感染する主な糸状菌はいくつかあり、人やほかのペットへ移り寄生するものもあるので気を付けなければなりません。犬の皮膚糸状菌症の原因は皮膚糸状菌に感染している犬との接触や環境中のほこり、また汚染した用具や器具により感染すると考えられています。抵抗力が弱い子犬や成犬でも免疫力の低下している犬はかかりやすい傾向にあります。皮膚の赤みやフケ、かさぶたを伴う円形脱毛などが主な症状です。

<多い犬種>

ヨークシャーテリアなど

<治療法>

皮膚糸状菌症の治療は、投薬治療(内用、外用)と抗真菌薬の入った薬用シャンプーを使った薬浴があります。細菌感染を併発している場合には、抗生剤も使用します。他の動物にも感染するため、早めの治療が必要です。内服薬を使用する場合、症状が軽くなるまで1カ月位かかりますが、その後もしばらく投薬を続ける必要があります。また、感染している動物との接触などによって人にも感染し、湿疹を作ることがありますので、特に抵抗力の低い子供やお年寄りは注意が必要です。治療と同時に環境の洗浄化を行う事も大切です。